日本とインディアナ

興味深い歴史的事実

私たちが知る限り、インディアナと日本との関係は100年以上前にインディアナから日本に渡った教師たち、そしてインディアナでの勉学のために渡米した日本人学者たち等、教育関係によって始まりました。

  1. Earlham collegeでは、1893年に最初の日本人卒業生(数学専攻)が誕生しました。そしてEster Rhoads (Earlham大学1917卒業)が、日本で皇太子の家庭教師を務めました。
  2. 1900年初頭、インディアナ大学の法律学部で勉強していた日本人学生が、日本人として始めて米国の弁護士試験に合格しました。
  3. Izumi Nasu氏が、1877年にDePauw大学に入学、1881年に卒業。Nasu氏は1885年に亡くなりました。
  4. 今日でも、多くの州内の大学と日本の間で、教育交換プログラムなどが実施されており、インディアナ州内の大学では日本に関するハイレベルなプログラム数多く提供されています。


1870年代半ば、Greencastle出身のJohn Ingが、日本で初めて西洋式の栽培技術を使ったリンゴを紹介しました。それまでにも日本でリンゴが栽培されていましたが、小さい上に酸っぱく、ほとんど食べられない物で、日本人はそれまで大きな甘いリンゴを見たことがありませんでした。このようにフージャーによって日本に紹介されたリンゴは「インド・リンゴ」として知れ渡りました。Johnがリンゴの栽培技術を最初に紹介した青森県は、現在では日本で最大のリンゴ産地となっています。多くの日本人が「インド・リンゴ」の原産をインドだと思っていますが、実はインディアナが元なのです。

Eli Lilly and Company(イーライリリー社)は、日本と最も古くからビジネス関係のあった企業の一つで、それはおよそ100年にもわたります。

第二次世界大戦のずっと以前から、日本人は留学や結婚、そして就職のためにインディアナに移民してきました。今ではインディアナ州内の小さな町でも見かけられるようになった寿司レストラン、アジア系食材店、日本の衛星テレビ局などを考えると、そのようなものがなかった当時、日本人の方たちが中西部での生活に馴染むために直面されたご苦労を思うと感謝の念が沸いてきます。

インディアナの最も有名なアトラクションの一つが、Indy 500です。栃木県茂木市の「ツインリンクもてぎ」レース場にてIndy Racing League (IRL)カー・レース「Indy 300」が2003年4月9日から開催されています。

Tochigi-Indianaインディアナと日本の関係は拡大を続けています。インディアナ州内では10以上の都市が日本との姉妹都市関係を締結しています。また1999年、インディアナ州は栃木県と正式に姉妹県関係を締結しました。これらの素晴らしい関係によって、州内では貴重な文化交流などの機会が数多く提供されています。

日本の世界の中での卓越した存在感と影響力のため、多くの学生が日本語の学習に興味を持っています。州内100以上の高校に日本語クラスがあり、またインディアナ州内のいくつかの大学では国内でも有数の日本語プログラムを提供しており、日本語を学ぶためには素晴らしい場所といえるでしょう。

姉妹都市情報

  • インディアナ州 - 栃木県

  • Carmel -大阪府河内長野市
  • Columbus - 愛知県三好町
  • Evansville - 栃木県栃木市
  • Fort Wayne - 富山県高岡市
  • Franklin - 岩手県久慈市
  • Geenfield - 宮城県角田市
  • Mishawaka - 長野県塩尻市
  • Richmond - 島根県大東町
  • Shelbyville - 静岡県蒲原町
  • Terre Haute - 岐阜県多治見市
  • West Lafayette - 群馬県太田市

    Tochigi

    インディアナ州代表団が姉妹県栃木を訪問 (2007年)