菅野結花監督 作品上映会
「きょうを守る」

日時:2012年4月13日(金曜日) 午後7時~
会場:パデュー大学 WTHR(Whetherill:建物の名前)、部屋番号200

入場無料

パデュー大学にて、日本でもNHKのニュースや朝日新聞などで取り上げられた、山梨県立大学3年生の菅野結花さんが撮影した震災の記録ドキュメンタリー映画『きょうを守る』字幕プロジェクトの上映会が開催されます。 菅野さんご自身も実家が岩手で被災され、フィルムの中では、ご自身の身内や知り合いにインタビューをされています。今までメディアで取り上げられてきたような 被災地の方々のドキュメンタリーよりも、より、リアルな被災地の方々の現状、心境などが伺える作品として注目されました。詳しくは読売新聞に掲載されたこちらのニュースをご覧ください。
 
『きょうを守る』についての朝日新聞の記事
字幕プロジェクトについての読売新聞の記事

また、当日はこのドキュメンタリーの上映会のほか、監督を勤めた菅野さんとのスカイプでのディスカッション、この3月に日本政府から招待され、被災地を視察したパデュー大学学生が見た被災地の報告などを行う予定です。ご家族でぜひご参加ください。

 
映画に関して

「きょうを守る」(2011)は東日本大震災で被災なされた方の震災後の生活の様子を記録 したドキュメンタリーです。監督の菅野結花さん(ご自身も被災者)は母親、高校の同級生と母親をインタビューして、それを編集してまとめました。被災者同志でのインタ ビューでしか引き出すことができない様子がうまく描かれています。報道機関やプロが作ったドキュメンタリーではないことで、他の作品と一線を画しています。昨年十月に 山梨映画祭に出品され、高い評価を受けました。現在、日本各地で上映会が行われてい ます。なお、インタビューが主体となっていますので、映画には地震や津波が襲ってくる映像などは含まれていません。今回は本編の英語字幕版の初上映となります。

監督について

菅野結花さんは岩手県陸前高田市の出身です。現在山梨県立大学の三年生です。震災当日は山梨にいて、直接の被災は免れましたが、ご実家は津波で流されてしまいました。また、中学校の同級生三名を津波で亡くされました。

字幕プロジェクト

このドキュメンタリーの英語の字幕つけには、全米十二校の六十名以上の日本語を勉強している学生達が参加しています。プロジェクトはパデュー大学の畑佐先生が企画し、同僚の深田先生が技術面のサポートをしました。プロジェクトのホームページはこちらです。

上映会に関して、ご質問などがございましたら、パデュー大学の畑佐先生(khatasa@purdue.edu)まで、ご連絡ください。

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